答えを見つけてから動こうというやり方はお勧めできません。

頭で考えると「損得」や「快不快」の基準で選ぶ自分が出てきてかえって混乱し、本当にうまくいくのだろうかという不安が湧き上がってきます。

その結果出来ない理由をあれこれと探し始めてしまうことが多いでしょう。

「成功の保障」が掴めないと行動に移さないタイプの人がいます。

成功するために手順を踏めばいいものと、リスクを侵して無から作り上げる必要のあるものがあります。

まず、自分がやろうとしているのは、どちらかを知ることです。

そして、ここで扱うのは後者です。

最初は不可能だと思ったものが、今では当たり前になっているものがたくさんあります。

例えば、飛行機。

あんな巨大な金属の塊が飛ぶなんて不思議です。

ライト兄弟の挑戦、リンドバーグの挑戦など様々なプロセスがあって、今は1日に数え切れないほどの航空機が飛びまわっています。

さて、「成功の保障」は無いけれど、やる意義がある。

自分は今、それを手に入れたい。

そんな目標に向かうときに役立つのがNLPの「アズ・イフ・フレーム」です。

以下にその手順をご紹介します。


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1.「6ヶ月先など特定の未来に視点を置き、欲しい結果を手に入れたように振舞う自分」を想像します。

  そこで感じる達成感、充実感、喜びなど体感覚を充分に味わいます。

  その時どんな状況で、周りにどんな人がいて、そこは何処でしょう?

  見えるもの、聞こえるものを、まさにそこにいるかのようにイメージします。

  なぜ、こんなことが役に立つのでしょうか?

  それは、脳が現実と空想の区別が出来ないからです。

  あたかも、実際に成功したかのように振舞って、その視覚イメージ、聴覚イメージ、体感覚を味わうことで、脳は実際に成功したかのように思い込み、その時と同じような生理反応を起こします。

  「出来ないかも」「やっても無駄」などという否定的な考えを持っているとそれがストレスになり、失敗した状況を脳が感知しモチベーションはますます低下します。

  そうならないようにするために、成功のイメージをしっかりと持っていなければなりません。

  そうすることで、身体も心も活き活きとしてくるでしょう。


2.そういう状態になったところで、その特定の未来から現在を振り返ってみましょう。

  そこにたどり着くまでに、何をしたから成功が手に入ったのか。

  何を手放したから、うまくことが運んだのか。

  何を諦める必要があったのか。

あたかも全てを体験したかのように、たどってきた道を見ることで多くの有益な学びがあるでしょう。

それを元に、本格的に計画をすればいいのです。


このスキルは、次のようなときに試してください。

  達成したい「目標」があるのだが一歩足が前に出ない時。

  達成したい「目標」があるのだが、ぐずぐずと先延ばししている時。

  今やろうとしていることが、本当にやりたいことなのか迷っている時。