NLPの代表的な考え方に「メタ・アウトカム」というものがあります。

「メタ」は、「~を超える」「~より上位の」という意味です。

「アウトカム」は、「結果」や「目標」です。

つまり、「メタ・アウトカム」とは、私たちの意識的な行動や目標の根底にある、あまり意識しない意図のことなのです。

なぜその行動を取ろうとしたのでしょうか? 

その目標が自分にとってどんな肯定的な意味があるのでしょうか?

「何のために?」という根本が理解できます。

NLPの多くのテクニックの中で、この考え方と質問の仕方は簡単でかつ役に立つので、ぜひ覚えて下さい。

このメタ・アウトカム・クエスチョンをすることで、その人の行動や感情の背後に隠された潜在的な意図へ注意を向けさせます。

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以前、本人が困っているほど本好きで止められない人に、このメタ・アウトカム・クエスチョンをしました。

「本をたくさん読むことで、自分にとって何が満たされる? どんな大切なことを得ているんだと思う?」

「その時間、何かに熱中していられるなあ。」

「熱中ねえ。」

「じゃあ、熱中することで、何が得られるの?」

「そうねえ。活動している自分にだとOKが出せるんです。」

「ほう、自分にOK?」

「じゃあ、自分にOKが出せると、それより大切な何が感じられるの?」

「これ以上、何か頑張らなくてもいい、そのままでいいという安心感が手に入るんです。」


さて、みなさん、「何か頑張らなくてもいいという安心感が欲しいから本を読む・・・」ダイレクトには繋がりませんよね。

つまり、無意識からのメッセージとは、頭で考える筋道とは違うのです。

彼の場合、「本を読み続けてしまうという自分が変えたい行動の奥にある目的は、頑張らなくてもいいという安心感を得るためにしていたのです。

その後、彼は多くの本を読み漁るのではなく、じっくりと味わいながら読む姿勢に変化しました。

この「安心したい」という部分が、このケースの場合の「肯定的意図(メタ・アウトカム)」と呼ばれるものなのです。

ご自分の変えたい行動や感情をメタ・アウトカム・クエスチョンを使って「本来の望み」に気づいてはいかがでしょうか

また、上記にある「自分の望む生き方を探す方法」で出てきた「自分のしたいこと」の背後にある目的にも気づいてみましょう。

「何のために?」を理解して行動すると、パワーが出てきます。