2012年12月

NLPサンタフェのMike Bundrant氏による
オンラインの「マスター・トレーナー・コース」第2期生の募集が始まりました。

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第1期生が12月2日(日)に始まりましたが、ワークショップ形式で受講するのとは違った良さをいくつも感じています。

講師であるMike Bundrant氏の情報量が多いこと。

パソコンの画面に資料とMike Bundrant氏と受講生の顔が並ぶので、集中しやすいこと。

受講後、録画された映像がネット上にアップされるので、何度も復習できること。

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第2期生の募集要項は下記Webでご覧ください。

http://www.asahi-net.or.jp/~vz5y-fnbs/nlp_santa_fe/online_master_practitioner20130512.html


NLPサンタフェ独自の「人の心の地図の観かた」が、マスターコースでは理解でき、実践できるようになります。


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皆さんは、自分の「強み」自分の「弱み」を自分なりに把握されていることでしょう。

あなたにとっての「強み」とは、どんなものがありますか?

はきはきとしゃべる、説得力がある、ルールを守る、論理的、リーダーシップを発揮する、人に優しく接する、人の気持ちに配慮する・・・・・

あなたにとっての「弱み」とは、どんなものがあるでしょう?

すぐにカッとする、人を非難してしまう、世話をし過ぎる、感情を出さない、はしゃぎ過ぎる、妥協しやすい、人の目を気にする・・・・

人それぞれ、育ちや仕事の中で身につけてきた「強み」「弱み」があるものですが、それを仕方がないもの、変えられないものとして諦めている方はいませんか?

外から見たら同じ行動や言葉として見えるものでも、意味づけを変えるだけで感覚が変わります

また、状況が変わると「強み」だったものが「弱み」になるかもしれません

逆に「弱み」と思っていたものが、とても役立つ「強み」になる場合もあるのです。

例えば「強み」の「てきぱきとしている」について考えてみましょう。

話をしている相手がゆっくりと考える人だったらどうでしょう。

てきぱきとしていたら、相手を急かすことになるかもしれません。

直接「早く答えろ」と言わなくとも、非言語のメッセージとして無言のうちに伝わります。

相手は居心地が悪くなってしまいます。

ある人は、小さい頃に親から「てきぱきしなさい」と何度も言われていたそうです。

それが基で、常に「てきぱきしなければならない」という信念が動き始めるといいました。

本人も「強み」だと思っていたし、周りの人もそう思っていたことです。

この前提に気づいた彼は「常にてきぱきしなくてもいい」という許可を自分に与えました。

その後の彼は、堅さが取れてとても自然体になりました。

しかし、彼は今でも、リーダーシップが必要な場面や、大事なプロジェクトになると持ち前の「てきぱき」した態度で気持ちのよい仕事をしています。

これは親から受け取って無意識のうちに従っていたメッセージに気づき、新しい枠組みにしたことによって起きた変化です。



逆に「弱み」と思っていたことも、枠組みを変えることで「強み」に変えられます

例えば「感情を出さない」を例にとって考えてみましょう。

テレビのニュース・キャスターや、大きい会議での司会者はどうでしょう。

ニュース番組では悲しい出来事、理不尽で怒りが湧いてくるような出来事も伝えなければなりません。

自分の怒りや涙は脇に置いて仕事をこなさなければいけません。

こういう時には「感情を出さない」という面は役に立ちますね。

また、大きな会議の司会者も感情に振り回されるのは好ましくありません。

以前、会議の進行中に感極まって泣き出した司会者を見たことがあります。

人間的には温かみを感じますが、やはり状況的にはまずいでしょう。

まずは、その「強み」や「弱み」が、自分のどんな信念や価値観が前提となっているかを考えてみましょう。

また、どんな状況でそうなるのかを考えてみましょう。

そして、「これが役立つ」「これに価値がある」と思える状況を考えてみましょう。

どうすれば、これが前向きな機能や価値をもつようになるか考えるといいでしょう。

具体的にはどんな方法があるか?

言葉の表現をどのように変えたらいいか?

その枠組みに意識を向けることが、変化のための第一ステップです。

このことをNLPではリフレーミングといいます。

状況や相手が変わると弱みだと思っているところが案外役に立つものです。

弱みだ、欠点だと決め付ける前に、今までの人生でどのようなことに役に立ってきたのかを思い出してみてください。


NLPサンタフェでトレーナー資格を取ったメンバーで構成する「NLPサンタフェトレーナーズ協会」が活動を開始しています。
http://nlp-santa-fe.info/

NLPを真摯に学びたい方、NLPを実践に役立てたい方にご覧いただきたいサイトです。




答えを見つけてから動こうというやり方はお勧めできません。

頭で考えると「損得」や「快不快」の基準で選ぶ自分が出てきてかえって混乱し、本当にうまくいくのだろうかという不安が湧き上がってきます。

その結果出来ない理由をあれこれと探し始めてしまうことが多いでしょう。

「成功の保障」が掴めないと行動に移さないタイプの人がいます。

成功するために手順を踏めばいいものと、リスクを侵して無から作り上げる必要のあるものがあります。

まず、自分がやろうとしているのは、どちらかを知ることです。

そして、ここで扱うのは後者です。

最初は不可能だと思ったものが、今では当たり前になっているものがたくさんあります。

例えば、飛行機。

あんな巨大な金属の塊が飛ぶなんて不思議です。

ライト兄弟の挑戦、リンドバーグの挑戦など様々なプロセスがあって、今は1日に数え切れないほどの航空機が飛びまわっています。

さて、「成功の保障」は無いけれど、やる意義がある。

自分は今、それを手に入れたい。

そんな目標に向かうときに役立つのがNLPの「アズ・イフ・フレーム」です。

以下にその手順をご紹介します。


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1.「6ヶ月先など特定の未来に視点を置き、欲しい結果を手に入れたように振舞う自分」を想像します。

  そこで感じる達成感、充実感、喜びなど体感覚を充分に味わいます。

  その時どんな状況で、周りにどんな人がいて、そこは何処でしょう?

  見えるもの、聞こえるものを、まさにそこにいるかのようにイメージします。

  なぜ、こんなことが役に立つのでしょうか?

  それは、脳が現実と空想の区別が出来ないからです。

  あたかも、実際に成功したかのように振舞って、その視覚イメージ、聴覚イメージ、体感覚を味わうことで、脳は実際に成功したかのように思い込み、その時と同じような生理反応を起こします。

  「出来ないかも」「やっても無駄」などという否定的な考えを持っているとそれがストレスになり、失敗した状況を脳が感知しモチベーションはますます低下します。

  そうならないようにするために、成功のイメージをしっかりと持っていなければなりません。

  そうすることで、身体も心も活き活きとしてくるでしょう。


2.そういう状態になったところで、その特定の未来から現在を振り返ってみましょう。

  そこにたどり着くまでに、何をしたから成功が手に入ったのか。

  何を手放したから、うまくことが運んだのか。

  何を諦める必要があったのか。

あたかも全てを体験したかのように、たどってきた道を見ることで多くの有益な学びがあるでしょう。

それを元に、本格的に計画をすればいいのです。


このスキルは、次のようなときに試してください。

  達成したい「目標」があるのだが一歩足が前に出ない時。

  達成したい「目標」があるのだが、ぐずぐずと先延ばししている時。

  今やろうとしていることが、本当にやりたいことなのか迷っている時。



NLPの代表的な考え方に「メタ・アウトカム」というものがあります。

「メタ」は、「~を超える」「~より上位の」という意味です。

「アウトカム」は、「結果」や「目標」です。

つまり、「メタ・アウトカム」とは、私たちの意識的な行動や目標の根底にある、あまり意識しない意図のことなのです。

なぜその行動を取ろうとしたのでしょうか? 

その目標が自分にとってどんな肯定的な意味があるのでしょうか?

「何のために?」という根本が理解できます。

NLPの多くのテクニックの中で、この考え方と質問の仕方は簡単でかつ役に立つので、ぜひ覚えて下さい。

このメタ・アウトカム・クエスチョンをすることで、その人の行動や感情の背後に隠された潜在的な意図へ注意を向けさせます。

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以前、本人が困っているほど本好きで止められない人に、このメタ・アウトカム・クエスチョンをしました。

「本をたくさん読むことで、自分にとって何が満たされる? どんな大切なことを得ているんだと思う?」

「その時間、何かに熱中していられるなあ。」

「熱中ねえ。」

「じゃあ、熱中することで、何が得られるの?」

「そうねえ。活動している自分にだとOKが出せるんです。」

「ほう、自分にOK?」

「じゃあ、自分にOKが出せると、それより大切な何が感じられるの?」

「これ以上、何か頑張らなくてもいい、そのままでいいという安心感が手に入るんです。」


さて、みなさん、「何か頑張らなくてもいいという安心感が欲しいから本を読む・・・」ダイレクトには繋がりませんよね。

つまり、無意識からのメッセージとは、頭で考える筋道とは違うのです。

彼の場合、「本を読み続けてしまうという自分が変えたい行動の奥にある目的は、頑張らなくてもいいという安心感を得るためにしていたのです。

その後、彼は多くの本を読み漁るのではなく、じっくりと味わいながら読む姿勢に変化しました。

この「安心したい」という部分が、このケースの場合の「肯定的意図(メタ・アウトカム)」と呼ばれるものなのです。

ご自分の変えたい行動や感情をメタ・アウトカム・クエスチョンを使って「本来の望み」に気づいてはいかがでしょうか

また、上記にある「自分の望む生き方を探す方法」で出てきた「自分のしたいこと」の背後にある目的にも気づいてみましょう。

「何のために?」を理解して行動すると、パワーが出てきます。

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